Eno.606 エイデル・ダフニエル

時空の狭間の歪みにより辿り着く世界の記録――序

知り合いの誘いで、遠い島国へと赴くことになりました。
人の多く、自然が豊かで、海がきれいな場所なのだそうです。
大陸にも近く、港から船が出ていました。

いつも使う鞄に、いつも使う道具を詰め込み、
あわよくば新たな食材探しとフィールドワークをして……なんて思っていたのです。

「おーいマスター?生きてるかァ?」
しかし、煩わしい悪魔の声で拙が目覚めた場所は、
――人が多く、自然が豊かで、海の綺麗な――絶海の孤島でした。

【シマナガサレ ~エイデル・ダフニエルとマリスの場合~】