Eno.319 ニシュプニケ

...音の中...



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「ほら、居なかったろう」

「それに君も変わらず、不器用だ。それじゃ迷惑ばかりだね」



もうちょっと頑張れるはずなの。ええ、本当よ。
だって私、もうとっくに大人だもの。
ここにいる誰より永い命であったと思うくらいだわ。


「──あの日も」

「何も出来なかったから、は死んでしまったんだよね」



そうね、そうだったわ。
いつだっては、どうしようもない愚図であったの。
最初から何一つ、変らないのね。


「“びだん”とでも、いうべきかしら?」




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