...音の中...
..❅*°

「ほら、居なかったろう」

「それに君も変わらず、不器用だ。それじゃ迷惑ばかりだね」
もうちょっと頑張れるはずなの。ええ、本当よ。
だって私、もうとっくに大人だもの。
ここにいる誰より永い命であったと思うくらいだわ。

「──あの日も」

「何も出来なかったから、君は死んでしまったんだよね」
そうね、そうだったわ。
いつだって僕は、どうしようもない愚図であったの。
最初から何一つ、変らないのね。

「“びだん”とでも、いうべきかしら?」
..❅*°

「ほら、居なかったろう」

「それに君も変わらず、不器用だ。それじゃ迷惑ばかりだね」

「──あの日も」

「何も出来なかったから、君は死んでしまったんだよね」

「“びだん”とでも、いうべきかしら?」