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「三人で写真をとると真ん中の人が死ぬ」

「――って話も有名だよね。」

「前に話したさ、『写真を撮ると魂を抜かれる』って話。
3人の真ん中じゃなくても、写真撮影すること自体寿命が縮まると思われていたみたい。」

「……昔のカメラでは三人で写真を撮るとき、真ん中の人しかピントが合わせる事ができなかったの。」

「すると、真ん中の人ははっきり写る。
はっきりと写った分、魂も多く盗まれているはずだ、と考えられたらしいね。」

「でもね、それだと当時の写真屋さんは大変だろうね。
わざわざ高いお金を払って、写真を撮りに来る って状態だったから。」

「お客さんが3人並ぶとすると、必然的に真ん中に偉い人、年長者が立つ。
学校の集合写真なんかでも真ん中に先生が来るよね、そんな感じ。」

「だから、写真に撮られる以前に一番早く亡くなる可能性が高くなるワケ。
で、その結果、その人物が亡くなった後で生き残った両側の人物が『やっぱり真ん中は…』と思っちゃうのかも。」

「写真屋さんは商売あがったりだろうね、だから
真ん中のひとには、密かに紙人形なんか持たせて『4人』にしてたらしいよ?」

「私を除いたら、クラスは30人だから……誰かが真ん中とかあんまり考えなくてもいいかな。」

「今のカメラは真ん中しかピントが合わないとかないしね。」

「…………」

「でも、もしも3人で撮りたい時があったら
ぬいぐるみ。貸してあげるね」