Eno.645 ヴィクトル・トート

報告4

No.14より、

なんだかんだで夜になる。
最初はにんげんが多くてやだなって思ったけど
やっぱり群れてる人間は強いので、いないよりはよかったかも。
変なものばっかり食べてるし、変な水も飲んじゃったし、
ヤバいかと思ったけどとりあえずなんとかなりそう。
アリアドネが動いてないから帰れそうにはないけど……
まだね、まだ。
そのうちなんとかなるだろ。
どっちにしても僕は死なないし。
それは心配しなくていい。
……してないかもしれないけど、どっちでもいい。
だからちゃんと起きて飯食え。以上。


「……」

『どういう感情の表情なんだ、それは』

「別に。いつも通りの顔だろ」

『ふうん。まあ、いいけど。おれは、お前らのことはよくわからんし』

「わからなくていいし、わかられたくない。ばーか」

『あまりにもシンプルな悪口。おれじゃなかったら泣いてる』