Eno.694 源柚月

初日・末のキロク

 私はあたりが暗いとものが見えない話。

正確に言えば夕方ぐらいから。違う家に入ったこともあれば、
お姉ちゃんが迎えに来る時鈴をつけることになったこともある。
今は匂い袋で事足りるんだけど、お姉ちゃん以外はなんとなくだ。
記憶だって曖昧になることも多かった。


 曰く、人狼病というらしい。


「推し活はじめてからは超健全!健康!推しは人を救う!」


「てかね、そんな病気、あるわけないじゃん。」