調査隊の報告書:『DJストラ』について その5
ストラさんを調査船に乗せてからの航海中、
少し天気が悪くなり、雨がぽつぽつと降り始めた時の話です。
彼女(?)は独りでに『自分は青空を取り戻すために戦っている』と、私に語り始めました。
でも、荒廃した環境の世界でもない限り、晴れの日の青空はありふれています。
少なくとも、(時々天気が不安定になるとはいえ)ジーランティスにおいてはそうです。
私は不思議に思い、より深く事情を知ってみようと訊ねてみたところ、
『自分は過去に、"心の中にあった青空"を見失い、それを探し続けていた』のだと。
とても抽象的な答えでしたが……あの陽気な性格の裏で、
ストラさんはきっと、自分の"青空"に値する大切な何かを失ってしまったのでしょう。
――ふたりでしばらく思い耽っていると、事態は急変しました。
海の底から巨大なイカのような怪物が、我々の調査船に襲い掛かってきたのは……。
ジーランティス調査隊第X分隊長 リリル・セイル
少し天気が悪くなり、雨がぽつぽつと降り始めた時の話です。
彼女(?)は独りでに『自分は青空を取り戻すために戦っている』と、私に語り始めました。
でも、荒廃した環境の世界でもない限り、晴れの日の青空はありふれています。
少なくとも、(時々天気が不安定になるとはいえ)ジーランティスにおいてはそうです。
私は不思議に思い、より深く事情を知ってみようと訊ねてみたところ、
『自分は過去に、"心の中にあった青空"を見失い、それを探し続けていた』のだと。
とても抽象的な答えでしたが……あの陽気な性格の裏で、
ストラさんはきっと、自分の"青空"に値する大切な何かを失ってしまったのでしょう。
――ふたりでしばらく思い耽っていると、事態は急変しました。
海の底から巨大なイカのような怪物が、我々の調査船に襲い掛かってきたのは……。
ジーランティス調査隊第X分隊長 リリル・セイル