Eno.766 クロディーヌ・シエレトワール

No.00_はじまり

嘗て、或る“電子の星空”に、ひとつの魂が迷い込んだ。

其の魂は、鈍色すら生温い“空白”であった。



しかし、迷い込んだ星空の下で。

其の空白を、色彩を以て埋め尽くされていき。

穏やかな優しさを伴った自由と慈愛に、“すくわれて”いった。



そうして、其の魂は、今。

あろうことか、新たな“現実世界”で、新たな生を謳歌している。

其れこそ、溺れてしまいそうな程の“  ”に、満たされて。



そして、此度。

其の魂は、またひとつ。

かけがえのない思い出を紡ぐことと成るだろう――