Eno.232 伊藤看良

無人島メモ4

しぬかも。


轟へ。
お前の写真を待ち受けにしてるのは、顔が見たくてさっき変えたからだ。
普段からじゃない。引かないでくれ。
約束守れなくてすまん。
もう少し一緒に居たかった。

菊月へ。
言い過ぎた。悪かった。
お前のやり方に賛同はしないが、自滅するくらいならそれでいい。
いつか好転するのを願ってる。

霧山へ。
俺お前のことが一番心配かもしんない。
ダメージの自覚が全然ねえから……
少しでも調子がおかしいなと思ったらすぐ保護者の人に言うんだぞ。
元気でな。

神原先輩へ。
お世話になりました。
何書いても良くなさそうなんでこれだけ。
恩を仇で返すようなことになってすみませんでした。

影宮へ。
お前が悪いやつに騙されないか心配でならない。
就業関係の書面は必ず朱蓮か桑水流に見せてからサインしろ。
何があってもお前ひとりで抱えるなよ。



ここまで書いた段階で轟においしい海水(?)を飲まされて生き返った。
なんでこんなとこ来たんだあいつ。
俺の念が無意識に引き寄せ……
いやでも今は呪術使えなくなってるし……。

なんにせよ体調はマシになり、多分峠を越えた。
轟の様子はやっぱりなんかおかしいけど、楽しそうなのでまあ、いいか。
いいか……?