遭難日誌その1~みちる編

遭難一日目。
私は、どのような因果か、無人島へと流されてしまった。
物を忘れてしまった時、直近の前後の記憶を思い出せないように、私も何故こうして漂流者になったのかが分からない。
手元にあった荷物はふたつだけ。
ひとつは【通学バッグ】。両手が空く方が楽だからとリュックサックを選び、買って貰ったものだ。
もうひとつは【真新しいナイフ】。教科書とノートに紛れ込んでいたそれは、まだ買ったばかりのようにも見える。…けど、どうして買ったのかは記憶にない。でも、この無人島を過ごすにあたって役立っているのは確か。
私の他にも漂流された方々は、意外にも多くいた。人、人、…人?っぽいヒト?見るからに危なげな人はおらず、とりあえずほっ、としている。少しずつお話などしてみたら、皆協力的で、こうしてなんとか1日目をしのぐことが出来た。
それでも、課題はまだまだ沢山ある。
流れ着いた時にあったメッセージには、"この島は長くは持たず、早くて数日、長くとも数十日経たずして海へと沈む"と書かれていた…唯一の希望は、この付近を通る船…それに気付いて貰えれば、私達は脱出出来るのだ!
もちろん、ここで死ぬつもりはない。皆を見捨てるつもりもない。なんとかして、7日目までに手立てを立てないと!
ひとまず、1日目の日記はこれで終わりにしよう。
次もちゃんと書けますように。
みちる
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「…よし、記録はバッチリね。マメに書いておけば、万が一何かがあってもきっと頼りになるはず。」

「シスター・ベラや齋藤さまはしっかりしていらっしゃるし、紋所屋さまや羯磨さまも頼りになるし、御神凪さまは料理がお上手…皆様、とても頑張っているのだわ。」

「私も、得意不得意はあれど役に立てることがもっとあるはずだわ!明日からも頑張らなくちゃ!。」
※冒頭の景観アイコンは九重みつる様のフリーアイコンをお借りしてます。