おとぎばなし 本物の魔法

「燃える花、凍る花、羊の木の実……バロメッツ?」

「この島は不思議に溢れている。
手品でも科学でもない、正真正銘の謎だね」

「中でも僕は、この燃える花に興味があった。
直感だけど、この花の原理は科学じゃ説明がつかない」

「言ってみれば、魔法。
そう、この花にはきっと本物の魔法がある…気がする」

「この花の謎を解き明かせば、
本物の魔法が使えるようになるかもしれない。
僕のテンションは上がった!」

「……その結果、
大羽さんにすごい幼稚な事を話してしまった……」

「魔法使いになるのが子供の頃からの夢だったんだよ~、って
誰でも一度は小学生で夢見るとは思うけど
なんでそれをクラスの女子に言うの?高校生にもなって!」

「冷静になった今めちゃくちゃ恥ずかしい。
この鬱憤は森のアスレチック作りで晴らすしかない」

「………………」

「でも、笑わないで聞いてくれたな。大羽さん」