Eno.78 淡島陽葵

5.この場所、

 濡れた体はなかなか温まらない。
昼と夜が入り乱れ、雨もふる様々な人や動物が引き寄せられ流れ着く不思議な環境では、常識は通用しない。
現に、私とは別の世界から流れ着いた妖精さんたちと天使さんは本来の強みを発揮できない状態におちいっている。
それでも、各自知っていることを頼りにこの環境と戦っている。それ以外の選択肢はないから。

 正午と思われるころには体調不良を訴える人が増え、なにもない恐怖が迫ってきている。無情にもここの空は強い雨と強い日照りを繰り返して私たちを遅い続ける。
 
こんな環境でも楽しくやろうなんてもう出来ない、陣地の限られたスペースを見渡し日が沈んでいく。