Eno.315 直箟 素直

真実の書 五頁目

 
志を立てて森に入ってみたはいいものの、
採集の具合によっては容易に食い繋げない厳しさが
そこにはあった。

特に水分の問題は重篤だ。
空き瓶一本しか持たない僕は普通に干からびかけて、
都合良く雨が降らなかったら
どうなっていたか分からない。

こういう所で暮らしてきたらしい真白野君はすごいなぁ。
他の野生児諸君もそんな感じなんだろうか?


ただ、森の方に長く逗留していると、
視線が通らないせいもあってか、
クラスメイトの新たな一面を発見できたという所は
なかなか良かったな。