Eno.759 随聞記

手記6

「〜〜!!!!、!」

なんだ喧しい。
ああ、思い出した。
これは大事な友を失い、
泣きながら骨を集めている男の記憶だ。

編んで。塗って。乾かして。
朧げな記憶では上手に造れず、頭を抱えて。

その間も周り近所から疑われ、その目に怯え
鬼と呼ばれないように逃げ回り。

私を書き綴った男の記憶。
それを思い出して目が覚める。

「そんな顔をするのなら、私など。残さなくても良かったのにな」