Eno.325 鮫島飛鳥

無題1

現代日本において、芸は、いとも簡単にあっという間に消費されていく。
世界中のトップの芸を家に居ながら見れるからだ。
強いインパクトのあるニュースだって、3日もすれば大抵は賞味期限が切れる。
でも、妬みや嫉み、嫌がらせの寿命だけは長くなった。

『何があっても動じないから向いてそう』
そーゆー理由で友達に連れられたオーディションで、何故かアタシだけ残った。

アイドルとか、大して興味もなかったんだけど。
初めて見たグループのライブは……キラキラしていた。
ちょっとイイと思った。

だけどなー……アタシはイマイチ芽が出ないんだよ。

じゃあ、って
天性の才がないなら「それ」が何で出来ているのか学べばいいと思った。
今日わかったのは、アタシは根を張る”土”がない。
感情が、薄味。
今も多分死にかけてんのに、どことなく他人事。

いつかアタシも
マナぴみたいにじめじめしたり
コリぴみたいに根拠のない(褒めてる)明るさを持てたりすんのかな。
あーでも、ベルみたいな育ちの良さとか、ほっしーみたいな”持ってる”感は……無理だなぁ。