Eno.468 羽田虎國

浮かぶもの

灯台と浮桟橋、それから岩風呂ができた。
灯台があれば救助が来る可能性もぐっと高まるはずだ。
浮桟橋で行けるようになった離島には、どうやら金属材がたくさんあるらしい。
何かと使いがちだからすぐ不足するな、金属材。

不足といえば木材と、特に食料だ。とにかく足りてない。
人数割りとかを頭脳労働が得意な人達が頑張ってくれてる。
俺そういうの苦手なんだよな。
考えても何も浮かんでこない。
特にメン太さんとか素直に尊敬する。すごい。

そして岩風呂だな。
そういえばこの島にアヒルのおもちゃが流れ着いてるらしい。
イルが浮かべているのを何度か見た。
アヒルが2匹以上いれば……アレができるのにな。
トーベがずいぶん執心だったから、近いうちに揃うかもしれないな。

キノコで死人が出かけた。
ついこの前死者が出ないことを祈ったはずなのにさっそくだ。
見えてはいけない光景が浮かんでいるようだった。
とはいえ「その調子だとキノコ食っても大丈夫そう」なんて言ってそそのかした俺も悪い。
いや、俺のせいでは?
あれ。俺だな。
うん。

ふと起きたらやけに騒がしかった。
何事かと思えば、天使まで死にかけてた。
お前もかよ。
片菊が頑張ったみたいで、ちゃんと助かったからよかった。
あいつらなんだかんだで仲良しだよな。
本当によかった。