Eno.715 岐志 定光

現状について4

皆で力を合わせて色々な道具や施設を作って、島での生活基盤も大分整ってきたと思う。
罠や漁での食料調達も安定をして成功するようになってきたし、食事事情も今のところは差し迫った危険はなさそうで、これからのことを考える余裕も出来てきた。

一先ずの目標は船を作ること。そして生活拠点を改善していくこと。
どれも一筋縄ではいかないと思うけれど、それでもどうにかやっていけるんじゃないかと今は思えている。

それに、新しく加わった人たちが何人か居たのも大きい。

一人目はラットさん。
何故だか西洋の兜をずっと被っているけれど、だからなのか冒険慣れをしているようで、探索をこなしてくれる頼もしい人だ。
でも、大分衰弱をしていたようなのでどうかまだあまり無理はしないで欲しい。

2人目は阿納さん。
この人もずっと彷徨っていたのか、凄く大変そうだった。
皆が探していたドラム缶を持ち込んできてくれたのには本当に感謝してる。
ずっと一人で居たのだろうし、ゆっくりと休んで欲しい。

3人目は斉穏寺さんに捕まってきた子。
きた経緯が経緯だったからか、すっかりと怯えてしまっていた。
とはいえ一人のままこの島で過ごすのは危険だし、かなり衰弱をしているようだから、このまま僕たちと合流をしてゆっくりと体を休めて欲しいと思う。

それと僕はまだ話が出来ていないけれど、人形のように物静かな子も居る。
色々と施設を作ってくれたりもしていたからそのうちお礼を言いたいと思う。

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…それにしても斉穏寺さんは大丈夫かな。
どうにかケアをしてあげられたら良いのだけれど。