禁煙2日目、その8
ぁあ、気分が悪い───
……分かってる、いつもの奴だ
くぐもった呻き声、子供の泣き声、喧しいサイレンの音
治療を施そうにも明らかに怪我人に対して医療品が不足している。文句を言っても、ソレが届く事は無い
そうこうしてるうちにも、助けられたはずの人の声が聞こえなくなって
それから………恨むような声音が、耳元で囁かれる
…分かってる、何時もの奴だ。思い出したくない、あの───
……雨が明けた。軽くうなされたせいか、はたまた島の気候に身体が追い付いて無いか、また体調を崩していた。…酷い気分だね。こんなのは久しぶりだ。せっかく、養護教諭になってからはうなされずに済んでたってのに…
うん、悲観的な考えはよそうって考えたばかりじゃないか。
とか何とか考えていたら、赤髪の彼が大きな灯台を完成させていた。いやうん、凄いね!?
それにしても、今回は2人共しっかり拠点で待つ事が出来たらしい。
…まだ体調不良気味なのは免れないけども、我慢する事の辛さと。怪我したらこうなるという事が分かってくれただろう。教訓になって…欲しいな…いや本当に。
木材が不足している。あれだけあった木材はあっという間になくなってしまった。
木材の使い道は多いから仕方がない。食料を焼くにも、水を飲めるようにするにも、医薬品を作るにも沢山必要になる。
故に、私も取ってきた。木こりをするのは初めてだけど、あれは本当に体力がいるね……
伐採作業から戻って少しすると、アヒル少佐が血相を変えて戻って来た。
いわく、盲目の少女が何かの破片を踏んで足を怪我したようだ。
急ぎ治療を開始した。幸い傷口は深くなさそうだが、無人島じゃ1つの怪我が悪化してしまうなんて事はそう珍しくない。
早速、島で見つけた薬効植物を用いた湿布を用いて治療を始めようとした、が。
……手が動かない。
目が覚める前に軽くうなされたせいか、それとも───
……治療しようにも動かない手を抑えながら、急いで頭を回した。
そうだ、前々から考えていた事だ。治療技術を他の生存者の皆にも伝えて行く事。
そうしておけば、今日の様に私が動けない時や、万が一私自身が倒れたり死んだ時でも、皆を延命できる。
アヒル少佐…いや、神崎君は顔を青ざめさせており、気も動転していた。……無理もない。昔の私を思い出して、しっかりしろ!なんて言葉は言い出せなかった。
呼びかけに2人応えてくれたが、金髪の青年は他にもまだ動く余力がありそうだった。故に今回は兎耳の少女の力を借りた。
彼女に湿布を渡し、治療方法を伝えて行く。……湿布の効果は包帯以上だった。これなら、今後も見つけ次第作成した方が良い。
無事治療は終わった。兎にも角にも、食料飲料木材医療品。不足しがちな物を集め、補充し、備えなければ。そうじゃないと、皆生き延びられない
なんせまだ2日目。ようやく3日目になるはずなのだから
……分かってる、いつもの奴だ
くぐもった呻き声、子供の泣き声、喧しいサイレンの音
治療を施そうにも明らかに怪我人に対して医療品が不足している。文句を言っても、ソレが届く事は無い
そうこうしてるうちにも、助けられたはずの人の声が聞こえなくなって
それから………恨むような声音が、耳元で囁かれる
…分かってる、何時もの奴だ。思い出したくない、あの───
……雨が明けた。軽くうなされたせいか、はたまた島の気候に身体が追い付いて無いか、また体調を崩していた。…酷い気分だね。こんなのは久しぶりだ。せっかく、養護教諭になってからはうなされずに済んでたってのに…
うん、悲観的な考えはよそうって考えたばかりじゃないか。
とか何とか考えていたら、赤髪の彼が大きな灯台を完成させていた。いやうん、凄いね!?
それにしても、今回は2人共しっかり拠点で待つ事が出来たらしい。
…まだ体調不良気味なのは免れないけども、我慢する事の辛さと。怪我したらこうなるという事が分かってくれただろう。教訓になって…欲しいな…いや本当に。
木材が不足している。あれだけあった木材はあっという間になくなってしまった。
木材の使い道は多いから仕方がない。食料を焼くにも、水を飲めるようにするにも、医薬品を作るにも沢山必要になる。
故に、私も取ってきた。木こりをするのは初めてだけど、あれは本当に体力がいるね……
伐採作業から戻って少しすると、アヒル少佐が血相を変えて戻って来た。
いわく、盲目の少女が何かの破片を踏んで足を怪我したようだ。
急ぎ治療を開始した。幸い傷口は深くなさそうだが、無人島じゃ1つの怪我が悪化してしまうなんて事はそう珍しくない。
早速、島で見つけた薬効植物を用いた湿布を用いて治療を始めようとした、が。
……手が動かない。
目が覚める前に軽くうなされたせいか、それとも───
……治療しようにも動かない手を抑えながら、急いで頭を回した。
そうだ、前々から考えていた事だ。治療技術を他の生存者の皆にも伝えて行く事。
そうしておけば、今日の様に私が動けない時や、万が一私自身が倒れたり死んだ時でも、皆を延命できる。
アヒル少佐…いや、神崎君は顔を青ざめさせており、気も動転していた。……無理もない。昔の私を思い出して、しっかりしろ!なんて言葉は言い出せなかった。
呼びかけに2人応えてくれたが、金髪の青年は他にもまだ動く余力がありそうだった。故に今回は兎耳の少女の力を借りた。
彼女に湿布を渡し、治療方法を伝えて行く。……湿布の効果は包帯以上だった。これなら、今後も見つけ次第作成した方が良い。
無事治療は終わった。兎にも角にも、食料飲料木材医療品。不足しがちな物を集め、補充し、備えなければ。そうじゃないと、皆生き延びられない
なんせまだ2日目。ようやく3日目になるはずなのだから