Eno.319 ニシュプニケ

...花の中...



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「怪我をしたんだってね。ご機嫌如何?」


その言い回し、何だか懐かしいわ。
別に大した事は無いのよ。鈍いのはあなたも知っての通りだわ。


「そう、良かったね。僕等はそもそも生き物じゃなかったから。何もかも猿真似に過ぎないな、と思ってしまってからはね」

「でもには少なからず痛覚は残っていた筈だ。支払いはでは無いのだから」


そうね、少し痛いわ。膿んでしまったら大変そう。
だけどどうして、どうでも良い事のように感じるの。
だって私が泣いて痛がったとして、誰が得をするのかしら。


「──だれがなにをしてくれるというのかしら」


そう思うとね、やっぱり全部どうでも良い事のように思えるの。
それともどうでも良くなくしてくれるとでも言うのかしら。
一瞬で終わってしまう癖に?



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