Eno.96 バイパー

十七頁目

くろたね君からぬいぐるみを渡された。
どうやら私を模したものらしい。

嬉しかったのだろう。
そう思うほど言葉は出なくなって、うまく感謝を伝えられたのかも解らない。

彼らのために死んでみたいのは本心だ。
だけど同時に、私が死ねば彼らが悲しむ気がして、それはどうしたって本意ではないのだ。