Eno.204 半人半鯨のフート

聖書の1ページ


海から遍く慈悲があるよう、
海の子らも慈悲深きものでありなさい。
されど海の雫にも満たぬ身を削るより、
寄せては返す波の如く、
ありふれた隣人への慈悲にこそ、
聖海の慈悲は宿るだろう。

寄せては返す波の如く、
誰かに与えた慈悲はいつかあなたにかえるだろう。
与えたものを、あなたが善と思わずとも。
海と隣人はあなたを覚えている。