Eno.315 直箟 素直

真実の書 七頁目

 
倉庫から愛庵君のサッカーボールンの取り出して、
足元で転がしてみる。

きらり君としたサッカーと言う名の的当て対決は、
何だか久々に普通の学生生活に戻ったようで
楽しかったな。

きらり君も楽しんでくれていたようだし、
僕も良い息抜きになった。


僕自身は御伽屋君やてくの君やカイト君のように、
みんなを率先して引っ張って行くタイプではないから、
ああいう提案が出来たのは、全く愛庵君のおかげだろう。

彼女の自由な発想には、
いつも驚かされてしまうな。


ただ、愛庵君に変な理由を付けてまで聞こうとした事は、
結局聞けず終いになってしまった。

彼女の持つ『強さ』。
それに少しでも、近付けると良いのだが。