Eno.715 岐志 定光

現状について6

いつかは来ると思っていたけれど、急に天気が崩れて島に嵐が訪れた。
それでも、他の人達が集めてくれた資材で壁の補強をすることが出来たから恐らく被害は少なく済む…と思う。
もしかしたらいくらかの罠や施設は壊れてしまうかもしれないけれど、寝る場所が暴風にさらされるよりかは余っ程良い。


そういえば、今日は羊さんやベルさんと一緒にボール遊びをした。
傷や失敗のこともあって少し気分が落ち込んでいたけれど、あの時間のお陰で大分気が晴れた気がする。
…シンジさんに微笑ましそうに見られていたのは少しだけ照れくさかったけれど、
でもあんな風に誰かと遊ぶだなんて本当に小さい時以来のことだから、気が晴れた以上に嬉しい時間だったと思う。


…この島から生きて出られたとして、みんなと離れ離れになってしまうことが寂しく感じる。
でも、それ以上にこの島から無事に帰ってほしいと強く願っている。

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羊さんに指摘されて怪我を治療させて貰った。
自分なりに隠していたつもりだけれど、お見通しだったみたいだ。

きちんと治療をしたおかげで、今は大分楽になっている。
感謝をしてもしきれないな…。