Eno.431 眞月 千宵子

96度の空模様

島の天気はやはり気まぐれ。
サバイバル生活も安定してきて、順調かと思った頃にやってきた大嵐。
拠点はがたがた揺れて、漂流物は飛び交い。
正直めちゃくちゃ不安な時間だった。
照善は様子を見に行っちゃうし。マジやめて。

そして嵐が過ぎ去れば、空を包むのは穏やかな静寂。
見回りに行き、壊れた設備をいくつか修理して。

昔の人々は自然の脅威に晒されたとき、それを神格化して畏怖の対象としたらしい。
いわゆる自然崇拝という概念だ。そこから生じた怪異もいると、じいちゃんは言っていた。
こうやって島で生活をしていると、当時の人達の想いも身近に感じられる気がしてくる。
お酒が作れれば、島にもお供えするんだけど。