Eno.610 エポラ

日記 その12

ルーシーが怒っていた。カンカンだ。
プニも怒られてた。プニは悪くないんだって、ワタシが悪いんだって、後でちゃんと謝りにいかないと。

怒ってたのに、色んなモノ、分けてくれた。
貴重な薬まで使わせてしまった。

シャチは強いから平気なんだ。大丈夫なんだ。
ワガママで、みんなを置いて帰ろうとしたワタシに
やさしくしないでくれ。


みんな寝てる時間にこっそり帰った。
魚も水もあったから木を切って置いてきた。
シャチは夜目がきくからな。

それとも、あのピカピカのお陰だろうか

みんな元気そうだ。良かった。
嵐は危ないんだ。流されるだけならまだいい。
……
また運良く生き延びた。死ぬつもりは、あんまりなかったけれど。
真っ赤に染まった岩礁が 未だ目に焼き付いて離れない


"後で"って いつだろう。
戻り方が分からなくなってしまった。
ピカピカの太陽が出たら?
ずぶ濡れの身体が乾いたら?

何かイイもの、見つけられたら、得意気な顔して戻れるんだけどなぁ。



嫌になるほど 星が綺麗だ