Eno.637 楠木・R・ルーシー

禁煙3日目…その5

……嵐が明けた。酷い気分だ。
ひとまず診れる範囲で皆の体調は快復に向かっている。
幸い通り雨に近い嵐だったためか何とかなったが、次もそうだと油断してはいけない、足元を掬われがちなのだから。

……皆には迷惑をかけた。けれども、最適解はアレしかなかったようにも見える。
……嫌われたっていい、疎まれたっていい。元々こんな性格だ、構わない。
それで、誰も死なないなら。生かせるなら、もう、どうだって──


・粉末ヒトデ:乾燥させたヒトデをすり潰した物。漢方としての効能があるものもあるが、この島のはそうではないようだ、薬効はないらしい。

……自然の前に、人は無力だ
どれだけ予防しようが、対策をたてようが。災害は皆等しく奪い去っていく
…………地震じゃなかっただけ、マシだな…