5. 嵐の夜
三日目の昼が終わる頃に、天気が急に崩れ始めた。
一雨来るか、程度に思っていたら、風が激しくなり、雨量も目に見えて多くなる。


的は小さいが、それ以上に軽いのがフィンだ。
突風に吹かれると、風船のごとく島の外まで飛んで行きかねない。

こっそり扉を開けて外を覗こうとしているフィンを捕まえて、リアムは休憩スペースまで連行した。
何人か外の様子を見に行って、飛来物にぶつかったと話していたばかりなのだから、
うっかりで拠点に突風が吹き込んで来ると、それこそ大事故だ。
フィンが好奇心で危ない真似をしようとするのは困りものだが、
嵐に怯えて不眠になるようなことがないのは、リアムにとっては悪いことではない。
リアムから「夜なんだから寝ろ」と言えば、フィンは大人しくぬいぐるみを抱えて寝る準備を始めた。
いつものようにリアムのところに転がり込んで、「おやすみなさーい」とのんきな挨拶。

びゅうびゅうと吹く風音は、ぐっすり寝る頃には収まっていた。
一雨来るか、程度に思っていたら、風が激しくなり、雨量も目に見えて多くなる。

フィン
「わわわ…」

リアム
「嵐だとよ。お前は外出るなよ」
的は小さいが、それ以上に軽いのがフィンだ。
突風に吹かれると、風船のごとく島の外まで飛んで行きかねない。

フィン
「あのね、ちょっとだけ…」
リアム
「待てコラ。ちょっとだけ何する気だ。大人しくしてろ」
こっそり扉を開けて外を覗こうとしているフィンを捕まえて、リアムは休憩スペースまで連行した。
何人か外の様子を見に行って、飛来物にぶつかったと話していたばかりなのだから、
うっかりで拠点に突風が吹き込んで来ると、それこそ大事故だ。
フィンが好奇心で危ない真似をしようとするのは困りものだが、
嵐に怯えて不眠になるようなことがないのは、リアムにとっては悪いことではない。
リアムから「夜なんだから寝ろ」と言えば、フィンは大人しくぬいぐるみを抱えて寝る準備を始めた。
いつものようにリアムのところに転がり込んで、「おやすみなさーい」とのんきな挨拶。

リアム
「おう。おやすみ」
びゅうびゅうと吹く風音は、ぐっすり寝る頃には収まっていた。