三日目
テオの一命はとりとめた。
元気になった彼は変わらず海辺や森林で必要なものを集め、
俺に焼いてとお願いしてきた。
昨日のあれは何だったんだと苦笑いしてそれで調理をし、テオに渡せば嬉しそうにする。
思えば、
あの村でも、彼は常に俺らのことを思ってたくさん手伝いをしてくれたり、
森や海辺で取ってきたものを手渡してくれる。
祖父や皆はそんなテオを都合のいいやつだと使い潰そうとしてきた。
感謝の気持ちが薄れてしまっていたんだ…
「テオ、ありがとうな」
そういうとテオは恥ずかしそうにフードを被り、
もくもくご飯を食べることに集中した。
テオと二人で食事をしながら会話をするのはすごく久しぶりだし、
こういう楽しい空間は家族とは一度も無かった。
テオに村にいたこと、そして今のことに謝罪の言葉を掛ければ、
テオは村でオレ何かされたの?と聞き返したり、
この島では「寂しかったからブランシュが一緒にいてくれて心強かった」と笑顔で返す。
テオはもう俺のたった一人の家族だ。
おれはこの先、テオの味方で居続けるのだと誓ったのだ。
そうして、お互いのことを話し、次は大事な話に変える。
天候や空気の湿気の具合からして嵐が来る危険性があったため、
それまでの食い物や水分、木材を集めることに集中しようと伝えると、
テオはコクリと頷き、テオのお手製の斧を使い、木を切り倒していった。
おれは手製のコンテナ作り、倉庫、拠点の増築に専念することにした。
材料集めで海辺に向かうと、きらりと砂場で何かが光った。
指輪だ。
一応島を出てどこかで換金する際に役立つだろうと判断し、
ベースに置くことにした。