遭難日誌その3〜みちる編

遭難三日目。
相変わらず天候は目まぐるしく、夜は雷が鳴る程の大荒れとなった。
幸い、倉庫の備蓄に困ることはなく、楽しい一夜を過ごせた。十野さまがピザを作ったり、紋所屋さまと齋藤さま、そして猫ちゃんが嵐の中の釣りに出掛けたり…そうして、紋所屋さまが古代魚を釣り上げたり!
そういえば、倉庫には見たこともない"謎の花"があったけれど、いつ誰が取ってきたのかしら?
それと、寝間着が欲しい私の我が儘を羯磨さまが聞いてくださり、パジャマを作って貰ったのだわ!

これで、日中活動する時と夜寝る時に服を着替えられるから安心ですの!
羯磨さまのご家族の話を聞いていて、私も、東京にいる母のことを思い出した。元気にしてるだろうか。
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「………」
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…早く、帰らないと。あの人がいないと気付いてしまうと、私の嘘がバレてしまう。そのようなことは、あってはならない。
そういえば、私はどうしてこのシマに流れ着いたのだろうか。
確か、私はあの日、学校から帰る途中だった…?なんだか、それも違う気がする。どこかに行こうとしていたのは、本当だ。どうして?何故自宅から離れようとしてたのだろうか?
思い出せ、思い出せる…はずだ。
※冒頭の景観アイコンは九重みつる様のフリーアイコンをお借りしてます。