神崎の手記(本当の対等)
怪我の治療を拒むニシュと話をした。
最初は理由を語ってはくれなかったが、
恐らく周りに人が多くいない状況が功を奏したようで静かにそれを教えてくれた。
『心配を掛けたくない』『周りに騒がれたくない』『過度な心配を恐れている』
要約するとそうなるが、理由は俺やみんなに思い当たる部分の多い内容だった。
彼女は目が見えない。それを過剰に心配し過ぎてはいないか?
一つ前のページに書いたが、彼女は一人で行動できるよう努力をしている。
例えば、外での作業中に怪我をしたらみんなは報告しているのだろうか。
俺は離島での舗装作業の時、みんなに言っていなかったが怪我をした。
「みんなに心配を掛けても悪いし、内緒にしておこう」
俺はそう思った。彼女もそれと同じだ。
自分が何かをする度に周りが大騒ぎをすれば気分も良くないだろう。
怪我の治療の時も大勢の前で声を掛けなければもう少し反応も変わった事だろう。
過剰に心配するという事は彼女の努力は否定し、
健常者と同じようには出来ないと言っているのと同じだ。
心配し過ぎるのも傲慢な話だ。
……それを聞いて俺にも思い当たる所があったからまずは出来る事をしようと思った。
離島で怪我をして黙っていた事を伝えた。
すっげぇ怒ってた……ニシュからすれば『怪我の報告を知ろ、俺はしない』と言ってるのと同じだもんな。そりゃあ怒る。
怒られた甲斐もあったのか治療に応じてくれた。
治療中も怒ってたけど仕方がない。全面的に俺が悪い。
俺が怪我をした時は絶対、ニシュに伝えると言った。効果はイマイチだった。
助けて下さい。
治療の礼として恐らくラベンダーであろう花を乾燥させた物を貰った。
花の効能について知識があった彼女は“安眠効果”がある物だと言っていた。
……本当は寝る時間も作業にあてたいから持っているべきでは無いのだが、
対等な仲間から貰った贈り物。
いや、多分彼女の方が強い事をさっき思い知ったばかりだった。
心強い仲間から貰った贈り物。大切にさせて貰おう。
最初は理由を語ってはくれなかったが、
恐らく周りに人が多くいない状況が功を奏したようで静かにそれを教えてくれた。
『心配を掛けたくない』『周りに騒がれたくない』『過度な心配を恐れている』
要約するとそうなるが、理由は俺やみんなに思い当たる部分の多い内容だった。
彼女は目が見えない。それを過剰に心配し過ぎてはいないか?
一つ前のページに書いたが、彼女は一人で行動できるよう努力をしている。
例えば、外での作業中に怪我をしたらみんなは報告しているのだろうか。
俺は離島での舗装作業の時、みんなに言っていなかったが怪我をした。
「みんなに心配を掛けても悪いし、内緒にしておこう」
俺はそう思った。彼女もそれと同じだ。
自分が何かをする度に周りが大騒ぎをすれば気分も良くないだろう。
怪我の治療の時も大勢の前で声を掛けなければもう少し反応も変わった事だろう。
過剰に心配するという事は彼女の努力は否定し、
健常者と同じようには出来ないと言っているのと同じだ。
心配し過ぎるのも傲慢な話だ。
……それを聞いて俺にも思い当たる所があったからまずは出来る事をしようと思った。
離島で怪我をして黙っていた事を伝えた。
すっげぇ怒ってた……ニシュからすれば『怪我の報告を知ろ、俺はしない』と言ってるのと同じだもんな。そりゃあ怒る。
怒られた甲斐もあったのか治療に応じてくれた。
治療中も怒ってたけど仕方がない。全面的に俺が悪い。
俺が怪我をした時は絶対、ニシュに伝えると言った。効果はイマイチだった。
助けて下さい。
治療の礼として恐らくラベンダーであろう花を乾燥させた物を貰った。
花の効能について知識があった彼女は“安眠効果”がある物だと言っていた。
……本当は寝る時間も作業にあてたいから持っているべきでは無いのだが、
対等な仲間から貰った贈り物。
いや、多分彼女の方が強い事をさっき思い知ったばかりだった。
心強い仲間から貰った贈り物。大切にさせて貰おう。