Eno.232 伊藤看良

無人島メモ11

食と住がめっちゃ充実してる。
この環境なら1ヶ月くらいは全然暮らせるぞ。

まあ俺はそんな感じなんだけど、多分無理してる奴もそこそこ居るだろう。
テンション高すぎる勢も無自覚に限界超えそうで心配だ。
早めに脱出したいところ……

よく考えたら脱出方法、分からないんだよな。
"救難船"が来るって話が現実になるか確かめる術はない。
神原先輩は一度助かってるそうだが、今回も同じとは限らない。

不安になるのは必然の状況。
俺だって本当はもっと焦りを感じるべきだ。
この不釣り合いな心の平穏は、解決不能な負の感情を分離して保たれている。
今に始まったことじゃない。

俺が"切り替え"て忘れてきた感情は、どこへ行くのだろう。