Eno.637 楠木・R・ルーシー

禁煙4日目、その1

島に熱波がやって来た。あっという間に島全体が熱気に包まれ始める。
この猛暑だと水分や体力がすぐ奪われるだろう。
実際、倉庫や皆から預かった容器全てに海水を汲むだけでもかなり酷い熱中症に近い物を感じた。
この熱波がどれほど続くかが分からない以上、今まで以上に水分と食料、木材が重要となりそうだ。

シャチの彼女も戻って来て、全員の安否を確認できた。
これからが正念場だ、今まで以上に気を付けて行かないと。


……無事、ロン君が戻って来てくれて安心したよ
…これからはもう、ニシュちゃんとの仲を改善するのは難しそうか。……いや、いつか…仲良くはなりたいな、うん。………うん

















あの時も、こんなに暑かったのを覚えてる
こんな、自然に溢れた孤島じゃなく。それとは正反対の、けれど、生き残れるか分からない状況だったのは同じ場所。
…あんな、崩れて瓦礫となった街と、この島。……どちらの方が、マシなんだろうか…