Eno.96 バイパー

一頁目

どうやら無人島に流れ着いたらしい。
いつものように船の護衛をしていて、いつもとは違い嵐が近付いていた。
どこかの世界の富豪が無理を言って出させた便だったが、生きてはいないだろう。
私は今こうして生きている。

共に護衛をしていた彼は 無事だろうか。

彼が無事なら無事で、周りが無事では済まないだろう。とにかく一刻も早く脱出しなくては。

無人島と書いたが、同じように漂流してきた者は何人かいるらしい。
小さい島のようだし数日を数人で過ごすならば問題はないだろう。
ここで救助を待ちながら生き延びようと思う。