Eno.8 ベルギッテ

灯台

この島の近くは、7日に1度ぐらいは船が通りかかるらしい。私たちが漂着してからは4日目だけれど、船がいつ通るかは分からない。

狼煙や灯台を用意できれば……という話になった。
灯台、できてしまうものなのね。
火事場の……という諺の通りなのかもしれない。

僭越ながら、皆さんの言葉から拝借して『キラキラハッピー☆灯台』と名付けた。
ホッシーは写真を撮ったり、住みたいと言ってくれた。
コリぴはホッシーを止めたいみたい?だったけれど……もしかして、島にずっと住むと思ったのかしら。私は灯台に住むのも良いかなと思うし(また熱波が来たら暑いとは思う)、ホッシーなら灯台守も向いていそうに思う。
彼女が光を絶やすとは思えないから。