Eno.42 終末兵器

報告、特にない


午前47時40分の話をしている。

ツキステーションで、ひたすら奥へと歩き続ける彼女がいた。
太陽系路線なんか外れている。
いつか壁にぶつかるから、そのまま、順路に従って落ちていった。
ここから落ちる時は特に深いから気をつけなければいけないのだけど。毎日の慣れたルーティンだから、特に意識せずに落ちている。
重力が調整されているから、あとはひたすら落ち続けるだけで安心になる。

よ、と。
軽い言葉を呟きながら、降り立ったのはXX星への線路。

ここにはもはや人はほとんど訪れることはない。

頭のチップを呼び出して、彼女はそこで、一曲音を奏で始める。
シャトルが来るまでは14時間。

暇を潰すように子守唄をきいている。
宇宙で一番今生かしたミュージックは子守唄なのもしれない。





そんな日常を過ごしている人々に、嫉妬してあいたのかましれない。