Eno.78 淡島陽葵

14.きのこがつなぐ縁

 心配することなんてなかった。
ここにいるみんなは脱出を目指してそれぞれの[個性]を頼りに模索していまできる最善を尽くしている。
不思議な花で表面を加工した材を、
村の食堂にある大きくて丸いテーブルの形を思い出しながら組み立て

ハジケる南国式回転テーブルを作りました。

 みんなのおかげでこの名前にたどり着いた、私だけだったら注意書きで埋まった厚かましいモノになっていたと思う。
 こういうときだからこそ葉山くんみたいな明るさって大事なんだね。

 日がくれて猛火の終わりを感じた頃、陣地の四方は道路が整備され"完璧な拠点"はお風呂を残すだけにと思ったらお風呂もできていました。
これだけ大きなテーブルと、小さいけど快適な拠点なら美味しいものが食べたいねと話は弾み、
どのきのこがうまいかまで進展しました。
出来立てのお風呂に着衣のまま飛び込むヒスイちゃんに驚かされながらまた一歩前進。

倉庫にあったきのこ、焼いて食べてみたんだけど歯ごたえしっかりで味は"無"LIFE+10だった。
きのこ有識者ロンくん的には美味しい部類に入るのかな?
 不思議だねこの島のきのこは。全部同じ見た目なのに全部違う。
本当に何もない時だけに食べる植物や魚みたいなモノとして活用…しなくていいね!
回転テーブルの上で勢いよく回るコップに入れた水を浴びながら久しぶりに笑えたよ。

…もうそろそろ、自力脱出か救援設備を整えるかを決めなきゃ。