Eno.315 直箟 素直

真実の書 十頁目

 
この程、僕らは源君の企画・立案のもと、
無人島での『格付けチェック』を楽しんだ。


いや……、僕らってさ、
ついこの間シマを船で脱出する事の実現性について
喧々諤々議論した訳だけどさ。


『格付けチェック』のA部屋とB部屋、
ものの数時間で出来上がったが??

何ならA札とB札まで完備されていて
ホスピタリティも完璧だ。

いやはや、このクラスのノリと勢いは、
無人島の困難なんかじゃ抑えきれないな。


それから、出て来た源君の料理だけれど、
みんなちゃんと美味しくできていて感心しきりだった。

あのキノコって普通に美味しくなれる要素あったのか……。

ここに来てから、
あやしいキノコと丈夫な野草をはじめとして、
重要度の低い野草ときのみしか口にしていないせいか、
溢れ出る旨味に脳をやられて美味い事しか分からなかった。


口にしたのは僅かでも、
生きる糧になるのはやっぱりすごい事だと思う。