現状について8
今日はベルさんの身の上話を聞かせてもらった。
やっぱり…というか、薄々思ってはいたことだけれど、話を聞いた限りではベルさんは
僕たちとは違う世界から来た人のようだ。
狐竜は勿論、竜人という存在は僕たちの世界には間違いなく居ない。
この島には色々な不思議があるけれど、ベルさんに話を聞かせてもらったおかげで
その島を囲む海もどうやら人知の及ばない場所であるということが理解った。
…だとしても、僕たちがこうしてこの島に来れたということは世界同士が繋がる場所はある筈で、
帰れないという可能性が途絶えたわけではないと思う。
いや、思いたいのかな。この島で過ごす前の僕ならきっと絶望をして自分の人生に見切りをつけていたけれど、
今の僕は諦めたくはないと思えるようになったから。
この島で出会った人たちは本当に良い人たちで、こんな僕にも優しく、良くしてくれるから。
簡単に投げ出したりなんかは絶対にしたくない。
必ず皆で無事に生きて帰るんだ。
────────────────────────────────────────────────────────────
莉衣菜について。
ベルさんは僕の態度できっと気が付いたようだけれど、あの子は僕のこどもではない。
…そうだ。この島に来る前の僕はそれを知っていて、綺羅羅さんと…そして莉衣菜と今後どう関わるかを考えていた。
僕に出来ること。出来ないこと。
莉衣菜のためになること。ためにならないこと。
綺羅羅さんが納得できること。出来ないこと。
それを探していた僕は、確か………。
…頭が痛い。このことは…島に来ることになった日については焦らず思い出そうと思う。
やっぱり…というか、薄々思ってはいたことだけれど、話を聞いた限りではベルさんは
僕たちとは違う世界から来た人のようだ。
狐竜は勿論、竜人という存在は僕たちの世界には間違いなく居ない。
この島には色々な不思議があるけれど、ベルさんに話を聞かせてもらったおかげで
その島を囲む海もどうやら人知の及ばない場所であるということが理解った。
…だとしても、僕たちがこうしてこの島に来れたということは世界同士が繋がる場所はある筈で、
帰れないという可能性が途絶えたわけではないと思う。
いや、思いたいのかな。この島で過ごす前の僕ならきっと絶望をして自分の人生に見切りをつけていたけれど、
今の僕は諦めたくはないと思えるようになったから。
この島で出会った人たちは本当に良い人たちで、こんな僕にも優しく、良くしてくれるから。
簡単に投げ出したりなんかは絶対にしたくない。
必ず皆で無事に生きて帰るんだ。
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莉衣菜について。
ベルさんは僕の態度できっと気が付いたようだけれど、あの子は僕のこどもではない。
…そうだ。この島に来る前の僕はそれを知っていて、綺羅羅さんと…そして莉衣菜と今後どう関わるかを考えていた。
僕に出来ること。出来ないこと。
莉衣菜のためになること。ためにならないこと。
綺羅羅さんが納得できること。出来ないこと。
それを探していた僕は、確か………。
…頭が痛い。このことは…島に来ることになった日については焦らず思い出そうと思う。