Eno.610 エポラ

日記 その15

・寝る前の日記

水汲んで帰ってきたら、でっかい池?があった!あっついお湯で湯気がモクモクだ。
露天風呂って言うらしい。太郎が大はしゃぎだった。
足つくかな。大丈夫だろうか……とか思ってたら、パチャパチャ聞こえてきたから大丈夫そうだ。ティッキィもいるしな。
陸のセンパイ達はああして泳ぎを覚えるのかもしれない。


オルカの尻尾枕が大人気だ!
ふふん!傷ひとつない自慢の尻尾だからな!強さの証なのだ!
ちょっとくすぐったいけど、ルーシーがグッスリ眠れるならなんてことない。ルーシー、なんだか元気になったし、これからも元気でいてほしいな。
尻尾はいつでも貸してやろう。リボ払いで。意味は分かっていない

プニの尻尾はぷにぷにじゃなくてふわふわなんだ。
触らせてもらった!
暖かくて、おひさま!という感じがする。最近暑かったからタイヘンだったかもなぁ。
海にはフワフワはないからな。陸から拾ってきても濡れたフワフワはぺたんこになっちゃうし。
だからちょっと長めにフワフワしてたんだが、そしたらプニが寝てしまった。後ろのルーシーも寝てしまった。疲れてたのかな。

誰かと一緒に寝るのは安心する。
ワタシも今日はグッスリ眠れそうだ。


気持ちよさそうに寝てた。オルカの尻尾やさんになるのも悪くないかもしれないな。



ぴょこぴょこユラユラ。つかまえたくなってしまう。シャチじゃらしだな。


・起きた!ねぼすけしてしまった!
魚が倉庫にいっぱいあった!食べ放題だ!
でもみんな分けっこしてくれるから、1匹だけもらった。
分けっこできるっていいな。




◇◇◇




また嵐が来るらしい。
今度はみんなにメーワクかけたくない。

高波打ち付ける岩礁に響く 大きな大きな笛の音。
あの音が耳から離れなくて。
今でも助けを呼んでいる気がして。
……呼んでくれるのを、待っているんだ。

強くなった今なら きっと助けられるから。
もう一度、もう一度だけでいい。
助けて!と 歌っておくれ。



……
………

この島に流された夜も、そうやって、宝物を探していた。