Eno.101 アストラペの黄金駆動

ロスト・ブルースカイ

……透明よりも綺麗なあの輝きを、オレはずっと追いかけ続けていた。

あの日、空が真っ赤に染まって、手に掴もうとしたそれが失われても、なお。


今でも目を閉じて意識すれば、すぐにでも思い出せる。遠い日々の戦いを。
支払った犠牲が無駄じゃなかったことをオレはただ、証明したかった。

けど、どうしてああなっちゃったんだろうな。
自分の選択を誇れないことは、弱ぇことなのかな。
どうしてこんなにも酷く重く、"革新"の代償がオレの背にのしかかっているんだろう。

もう一度目を開けて、"今"を見つめてみる。
外では真っ黒い雲がどんよりと、星空を覆い隠している。

まるで、今のオレの心みたいだった。
だから……なんか、すごくムカつくんだ。嵐の日は。