日記 その16
ずっとずっと、探している。
———
小さな身体を懸命にくねらせ、
渦に逆らい泳ぐ あなたの姿。
同じくらいに小さかった私は、
全てを無惨に押し流す潮の流れと、全てを砕く断崖を
遠巻きに眺めることしか出来なかった。
赤い海。甲高い鳴き声。
やがて黒い海に 全て塗り潰された。
———
ずっとずっと、疲れている。
———
嵐が過ぎた。
海の中は、綺麗さっぱり押し流されて。
あなたの痕跡は 何処にも残っていなかった。
岸を見るのが怖かった。
イヤなものが打ち上がってるかもしれなかったから。
———
あなたはまだ生きていて、あの岩場で、ずっとずっと 助けを求めている。
きっとそうに違いなくて、ずっとあなたを探している。
———
ずっとずっと、亡霊を探している。
そうでもしないと、生きていけそうにないのだ。
強くなるまで。もっと強くなるまで、
私はあなたを探し続けるのだろう。
———
あなたとお別れすること
あなたを忘れること
あなたなしで生きていくこと
全てが怖いけれど、きっと 前を向くチャンスなのたろう。
でも 今はもう少し 抱えていたい。
今 お別れしてしまったら、ひとりぼっちになってしまうから。
それもこれも、全部自分を守るため。
ただのエゴイスティックな罪滅ぼしだ。
本当に直ってくれたら、どれほどいいことか。
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小さな身体を懸命にくねらせ、
渦に逆らい泳ぐ あなたの姿。
同じくらいに小さかった私は、
全てを無惨に押し流す潮の流れと、全てを砕く断崖を
遠巻きに眺めることしか出来なかった。
赤い海。甲高い鳴き声。
やがて黒い海に 全て塗り潰された。
———
ずっとずっと、疲れている。
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嵐が過ぎた。
海の中は、綺麗さっぱり押し流されて。
あなたの痕跡は 何処にも残っていなかった。
岸を見るのが怖かった。
イヤなものが打ち上がってるかもしれなかったから。
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あなたはまだ生きていて、あの岩場で、ずっとずっと 助けを求めている。
きっとそうに違いなくて、ずっとあなたを探している。
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ずっとずっと、亡霊を探している。
そうでもしないと、生きていけそうにないのだ。
強くなるまで。もっと強くなるまで、
私はあなたを探し続けるのだろう。
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あなたとお別れすること
あなたを忘れること
あなたなしで生きていくこと
全てが怖いけれど、きっと 前を向くチャンスなのたろう。
でも 今はもう少し 抱えていたい。
今 お別れしてしまったら、ひとりぼっちになってしまうから。
それもこれも、全部自分を守るため。
ただのエゴイスティックな罪滅ぼしだ。
本当に直ってくれたら、どれほどいいことか。