Eno.679 ルナ

ゆめ

久しぶりに夢をみた

ここ最近はぐっすり寝れたせいか夢なんか見てなかったがこの嵐のせいだろうか


本当に俺が小さかった頃

ずっと、ずっと、後悔していること

どうして父上の言うことを聞けなかったんだろうな

母上が少しでも元気になれるようにって思ったんだ

でも、城のみんなは忙しそうだったから

俺ひとりでもできるって事を証明したかったから

だから俺はひとりで城を抜け出した

小さな子供がひとり、母親の好きな花が咲く場所に

窓から見ていたあの場所に

きっと、母上は喜んでくれるって

……本当、子供って急なことするよな

無知で無垢って怖いよな

俺は自分の立場をわかってなかったんだ

花を摘むまで、完全に油断するまで待たれてたんだろう

俺は攫われそうになったんだ

そこでやっと怖くなって

意味をよく分かってなくてもなんとなくで

捕まったら母上と父上に会えなくなりそうだって思って

そいつらの手をできる力で振り払って

逃げようとして走り出したんだ

…ロクに周りなんか見ずにな

そうして俺は落ちたんだ

高い、高い、崖から

夢の中でも嫌に響くんだ

俺を探しに来た父上の叫び声が

嫌に残ってるんだ

落ちるときの感覚が


ずっと下へ

ずっと、落ちていく

ずっと、ずっと、暗い方へ

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと


……疲れてんだ

寝なおそう