Eno.602 大斑 クウゴ

くうご:記録7


また嵐がきましたがその上でさらに太陽が蒸発させたのでしょうか
今は前ほど暑くありません
でも船が流れ着いていました。

救難船でなかったことは残念ですがこれも何かの導き
使えるものは使わせてもらいます

大砲とか

船の設計図も出てきたのですが

『木材を沢山使いそうだから
 くーごお兄さんが読んだりしたら理解出来るかも しれない』

と聞こえてしまいましてね

ちょっと頑張ってみたんですけど
木材はもちろん、細かい角度での計算や加工が必要みたいです

それから航海のために先立つもの
船よりこちらの方がそろえる難易度が高い!

しかしこれをもって航海にでたということは
海賊たちにとっての秘密なのでしょう
どれだけ丈夫で、悪天候に耐えられるか

自分たちにしか行けない『狩場』に他の私掠船が来たら大問題
潰しあっても損しかないでしょうし
どちらかがすでに狩り終わっていてそれをいただくとしても
砲撃戦をしたなら陸に帰れるかも怪しいですし

……彼らにとっては海のほうが帰る場所かもしれないですね、なんて

まあ、顔も知らない漢たちの家、
食べ物くらいは生きている私たちのためにつかわせてもらいます

あと大砲
錆びていたのをみがいてもらったので
私たちが生きていくため、と
あなたたちの弔いもすこしばかり

そのためになら、使ってもいいですよね?