Eno.610 エポラ

日記 その18

フネ!やっぱり楽しそうだからちょっとだけ行ってみた!
透明なキラキラと、平べったいキラキラと、輪っかみたいなキラキラを拾った。あとガイコツの布とでっかいチクワみたいなやつ。

キラキラはいい。魚の鱗みたいですごくそそられる。
……かたいし何の味もしなかった。むぅ……。


キラキラ、誰かにあげたら喜ぶかな。








海が随分近くなった
……ような気がするのは、ワタシがずっと 此処にいるからだろうか。

この島は7日で海に沈む

ワタシにとっては、沈んでくれた方がラクだ。
誰にも心配かけず、海に戻れるのだから。




​───背中に乗せられるのは、何人ほどだろうか。

ふと考えて、縁起でもないなと首を振る。
みんな無事に帰るさ。スゴいニンゲン達なんだから。

同時に、備えあれば憂いないことを 此処でみんなに教えられた。
その時が来たなら、第二のフネに。
最後の最後に大切なものを救う術は、やっぱり強さだと思うんだ。


みんなを背に乗せ泳ぐ日の海は、晴れて穏やかな海がいいな。




シャチ海の生き物に雨具を貸して、自分は濡れて帰るような
そんなオヒトヨシばっかりなんだ。