Eno.494 Lerche

ほんの少し

僕、正直この島から出なくてもいいとずっと思ってました。それは僕の理想が叶っても叶わなくても。どうせ帰れたとしても、僕に待っているのは無。

けれど、こんな僕のことをちゃんと見ててくれてた人が、こんな僕の名前を呼んでくれる人が、こんな僕と一緒になって笑ってくれるたくさんの仲間がいるって、初めて知りました。

何も無いって、どうせ分かってもらえないって遠ざけていたのは僕の方かもしれません。今の僕ならちょっぴり昨日までの僕にそれは違うと言ってやれるかもしれません。

みんなそれぞれ頑張っているからこそ、僕も影の努力を怠ってはいけないんだ。たとえそれが無駄に終わったとしても。

…ずっと今のままでいられたらいいのに。