Eno.2 ロン

ものおと

落ちる前、誰かがこちらに来た。 

何かを置いていったみたいだ。

それから、目が覚めたら、手当てされていた。

きっとあの人がやったんだ。

…ここに流れ着いた人たちは優しい。

だから、優しい人たちには、優しくした分、返ってくるものがある。

オレはそう思う。

そうだといいなと思っているオレがいる。

嵐が来た。
さすがにもう動けない。
探したいけど、休むしかない。
しょうがないことだ。



それを浄化出来る可能性があるそうだ。
それは、ある者の力が残っていた杖。
持ち主はすでに消滅したそうだけど、今は魔女が持っているらしい。
緑仙はその可能性にかけようと思って、探しているみたいだ。
オレなんかのために、探している。
オレの、ために。