Eno.919 クーツェ・イゼール

遭難日数7日目(!)記録 クーツェ

漁師は個で動くとき自身の環境を理解しなければならない。
複数の場合は己の仕事に専念し、仲間がいるかしっかり確認をする。
荒波の中で漁をするときは特に注意しなければならない。簡単に船外へ放り出され、気付くのが遅れた分だけ救出が困難になる。
漁師での確認癖が一人拠点の陰で倒れている遭難者を確認する。
他の遭難者の協力もあって一命は取り留めることができた。
島からの脱出準備に追われる中で力が入らないのは恐ろしい事だろう。これからも時々様子を見ないといけないだろう。

ここに来て2つ新たな事実が分かった。

まずはこの場所へは他者の力によって引き寄せられたという事だ。
復元された石碑に”外海の糧を飲み”と書いてある・・・これはおそらく僕らを含め遭難者を集めた一文で間違いないだろう。

もう一つはこの島の時間についてだ。
僕の居た世界では24時で1日となるが薪の燃える速度、水の流れる速さ、僕自身の脈と体内時計からおそらく1日の長さが36時間ある。
まだ確証を持っていうことはできないが1日の時間が長いことは確かだろう。

時間が長いのなら島が沈む前に船はおそらく完成するだろう。
脱出キットも全員分そろうだろう。
だから僕は僕のできることをやろう。

※今後も24時間記録でレコードが残っていくようだ。