Eno.96 バイパー

三十六頁目

私は言いたいことを少しも言えはしないのだ

リエラ嬢に自分の意志を教えろと言ったのは、自分ができない裏返しなのだろう。

私は 誰かにそう言ってほしいのだろうか。
受け止めてほしいのだろうか。
自分の意志を持ったことなどないのに。