Eno.941 聖人エルージェ

記憶その5

5日目ですか。
とうとう5日。早いものです。
人生とはあっという間で、私に何の感慨も与えることは無く、通り過ぎていきますね。
さて、これから考えるべきは正しくこれからのことです。
救助が来ない。それは構いません。問題は救助が来たときのことでしょう。
救助が来たとき、私達はその救助を使うべきなのか、それとも、海の藻屑になるべきか。
そろそろ、決断しなくてはいけませんね。

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エルージェの思い出その5
「なんだかんだ5日ですか」
「短いような長いような...」
「まあ、悪くはありませんね。説教をすることを忘れるというのも悪くはないかもしれません」
「そっか、エルージェさん一応は聖者様か」
「そうですよ」
「いやー、忘れていたなぁ....ねえ、エルージェさん」
「なんでしょうか?」
「...ううん、なんでもない!」