書き取りをしていた手が、轟いた雷鳴に跳ねた。肩をすくませて悲鳴を飲み込む。
夜明けの空を塞いでしまった嵐は、勢いをいや増すばかりで。過ぎ去ってくれるまでは、まだかかるらしい。しばらく水事情が楽になるのは、とても助かるのだけれど。
……嵐が去ったら、船が出る。学べる期限がいよいよ迫る。
船が出たら、故郷が近づく。退路が塞がる。
まだ待って/早く早く。
十分に学べるまで/わたしが逃げだしてしまうまえに。
夜明けの空を塞いでしまった嵐は、勢いをいや増すばかりで。過ぎ去ってくれるまでは、まだかかるらしい。しばらく水事情が楽になるのは、とても助かるのだけれど。
……嵐が去ったら、船が出る。学べる期限がいよいよ迫る。
船が出たら、故郷が近づく。退路が塞がる。
まだ待って/早く早く。
十分に学べるまで/わたしが逃げだしてしまうまえに。