Eno.196 月白 橘花

嵐の夜のメモ書き

嵐が続く。
まるでシマが私たちを逃がさないようにしている風に感じて薄ら寒くなる。
……考えすぎなのだろうけれど。

あきら君から貰った応急手当セットはそっと懐に仕舞っておいた。
いつ救援が来るかわからない状態で、これは安易に使ってはいけない。
……私のせいで、他の皆が苦しむようなことがあったら先輩失格だ。

ああ、けど。
同年代に弱音を吐けない環境は、少しだけ疲れてきたな。